レッスン再開

学校が開いていない今週末は事務所のあるParco della musica(音楽公園)の練習室へ行ってきました。プロコフィエフとリストを隣人に気兼ねなく弾きたいので。

こちらはホールのあるAuditoriumだけでなく資料室図書館や展覧会スペース、カフェなどがそろった総合施設です。うちの学校の事務所は一年前ここの中にお引越ししました。

今月アジアツアーで日本にも行っていた聖チェチーリア国立管弦楽団の本拠地でもあります。

Parco della musica の全貌模型が置かれてるので撮影

Parco della musica の全貌模型が置かれてるので撮影

正直微妙なピアノですが贅沢言ってられません

事務所の横にある練習室。正直微妙なピアノですが贅沢言ってられません

 

そしてタイトル通り、11月も後半になってレッスンが再開しました。

例年に比べてもかなり遅く始まったのですが、その分いきなり連続したレッスンが入りなんとか無事に乗り切った今ヘロヘロになっております。

レッスンはすべてオープンなので朝から晩まで連日マスタークラス状態!充実していました。

 

私は夏の間に勉強して先日コンクールでも初出ししたベートーヴェン110とリストのダンテを。レッスンでは必ず最初に全部通して聴いてもらうので、こちらのほうがずっと緊張します(*_*)

先生は相変わらず辛口で(しかも超早口で毎回必死)的確な指摘に撃沈でしたが、ちゃんと勉強して研究してあると言って貰えて、夏の間ひとりで悶々と戦った甲斐がありました。

久々のレッスン、一気にいろんな課題がクリアになって感動です。

 

さて、併せて行われた入試では新たに5人が入り、今年のピアノクラスは全11人でルーポ教授のもと勉強します。

なんとその中には前回のクライバーンコンクールで2位を勝ち取ったベアトリーチェ・ラナが…!ドイツ・ハノーファー音大と並行して入学することになり、我がクラスは軽くどよめいています。

イタリアピアノ界では有名な彼女、もともと小さいころからルーポのお弟子さんで若干21歳にも関わらずコンサートで世界各地を飛び回っているプロフェッショナルです。私もクライバーンのビデオを全部拝聴済みで彼女の演奏がとても好きなのですごく嬉しいです。

他の学生もそれぞれとても高いレベルで頑張っているし、今年度は聴講もより一層充実しそうで楽しみです。

 

一瞬寒くなったと思えばポカポカ陽気に戻る最近のローマ。

いつもの帰り道、ポポロ広場では謎のイベントで怪しげなライトアップが施されてました。

なんだか怪しげな雰囲気でイタリア人達もちょっと戸惑ってました。

流れる音楽はアラブ調。なんだか怪しげな雰囲気でイタリア人達もちょっと戸惑ってました。笑

この週末で11月もおしまい、、時が過ぎるのはあっという間ですね。

12月は楽しみなコンサートやオペラが目白押しなのでそれを活力に頑張ります。

Mari