最近のコンサート
11月頃から本格的なコンサートシーズンが始まって、ローマは今年も豪華なプログラムが目白押しです!
お決まりのAuditoriumは聖チェチーリア国立オケの本拠地で、
アカデミー学生の私はいつでも2.5ユーロで聞けるので足繁く通っています♪
(先日の来日公演チケット価格を見て卒倒するかと思いましたよ…)
席も空いているところならどこでも勝手に座っていいという贅沢な特権付きです。

Auditorium大ホール外観。開演直前に着いて人がいなかったのでいい写真がとれました。
Auditoriumのシーズンは特にピアニストが充実していて、
今年だけでもツィメルマン・ソコロフ・アルゲリッチ・ランラン・ユジャワン、、などなど
シーズン初めの11月に印象に残ったのは同じ週に行われたトリフォノフとランランのリサイタル。
あまりにも正反対のタイプで色々なことを考えさせられました。
その後、12月に入ってプレトニョフのリサイタルが延期されてしまい凹みましたが、
そのあと楽しみにしていたプロコフィエフ・フェスティバルが始まりました!
ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場オーケストラ(一部聖チェチーリアオケ)による
交響曲全7曲&ヴァイオリン協奏曲全2曲&オラトリオ「イワン雷帝」
という豪華で重ーいプログラム。
ちょうどレッスン直前の時期だったので
昼間はプロコフィエフの6番戦争ソナタを何時間も弾いて、夜もプロコフェスタという
プロコフィエフ漬けの1週間でした。
(正直ヘビーでした。笑)
そして先週は、、、
なにかと話題になっていたローマオペラ座にも久々に行ってきました。
珍しい演目、ドヴォルザークの「ルサルカ」です。
有名なアリア「月に寄せる歌」以外によく知らなかったけれど、せっかくなので見てきました。

ルサルカのポスター前で
夏の間に指揮者のムーティーはいなくなるしオケの解雇問題で揉めるしでどうなるのかと思いましたが、
なんとか公演自体は維持していました。
しかし、、、安い席の学割はなくなり、
舞台セットや衣装があまりにも簡素で(音大のオペラ研究公演みたい…)、
不景気で財政的に厳しい状況をビシビシと感じました。
不景気といえば、市内のバス地下鉄一回券が年明けから
1.5 → 1.8 ユーロに値上がりします。 ※いつのまにか中止になってました
2年前に1ユーロから値上げしたばかりなのに~とイタリア人も悲鳴をあげてます。
(もちろんサービスレベルは相変わらずの模様です)
いやぁもう……がんばれイタリア!!!!
Mari