コンクールを受けてきました
最近のローマは天気が悪い日が続いていますー
そんな雨の中の週末、ローマの近郊まで小さなコンクールを受けに行ってきました。
40分弾けるということで新曲の
ベートーヴェンのソナタOp.110、リストのダンテソナタ
というプログラム。
(こっちのコンクールは長く弾かせるのでレパートリー作りには有難い限りです。日本だと大学生でも予選10分未満なんて良くあることなので…)
ベートーヴェンは今回が完全な初出しで、後半のフーガがかなり心配でしたがなんとか集中して乗り切りました。
むしろダンテよりやろうと思っていたことができて、ひやひやしながらも客観的に音を聞くことができたかな。
ベートーヴェンには長らく苦手意識を持ち続けていましたが、この曲はレパートリーとしてしっかり育てていけたらいいなと思います。
ダンテは…まだまだやることが山積みで……反省のみ。
肝心の結果は…
無事に一位(primo assoluto)をいただいて、受賞コンサートでもう一度ベートーヴェンのOp.110を弾いてきました。
今回の一番の目的は新しいレパートリーを舞台に乗せることだったので2回も弾けてラッキー♪
あとは賞金と副賞の本やら楽譜を貰って…日帰りできたし黒字になって一安心です。笑
実は、当初は金曜の出番のはずが大規模なストライキが起きたため、止む無く棄権の電話をかけたんです。
そしたら事務局の方が
「ストはあなたのせいじゃないわ!明日ほかのカテゴリーもやるからその前に弾きに来なさい!」と言ってくれて演奏することができたんです。感謝(ToT)
適当なイタリアですがこういう融通がきくのはこの国の素晴らしいところ。
にしても毎度毎度ストライキするのはいいけど何の成果も得られてない…
っていうか金曜日(または月曜)にストして連休にしたいだけでしょーーー!
と言いたい。
まぁ腹もたつけど良いこともあります。今回みたいに。
おまけ 【最近のトレヴィの泉】
絶賛工事中です。ローマにいらっしゃる方、しばらくはこれですので期待せずにどうぞ。笑
Mari