ロッケッタ市国際コンクール

帰国しました!

今回の飛行機はラッキーにもアップグレードしてもらいビジネスクラスを初体験しました。

クーラーがきいた空間で横になって眠れる~~と大感動。

ローマの家よりゆっくり眠れてあっという間に到着してしまいました。

実家に帰ってからもここ数週間の寝不足を取り戻すかのようにひたすら睡眠…ぼちぼち練習も復帰しております。

 

さて、帰国直前に連続でまわってきたコンクールひとつめ、

ロッケッタ市国際ピアノコンクール。

小さいコンクールながら今回で16回目を迎えます(コンクールの興亡が激しいイタリアでこの回数はすごい)

ロッケッタはローマから電車で2時間ほど、山奥の高地にある街で朝晩は涼しく過ごせました。

会場となった教会は街から離れた本当に何もないところ

会場となった教会は街から離れた本当に何もないところ

私の受けた年齢制限なしカテゴリーはワンラウンドのみ、課題を含んだ50分のプログラムを演奏しました。

ひさしぶりに人前でひいたバッハやエチュード、ひやりとしましたが何とか弾ききり、

結果は100点満点中の99点で1位(Primo premio assoluto)をいただきました。

全部門総合での最高点で賞金もいただくことだできました。無事に黒字です。

入賞者演奏会にて

入賞者演奏会にて

今回は日本人の先生が審査員長としていらしていたこともあり、お弟子さんたちなどたくさん日本人も参加していました。

それぞれフランスやドイツ、スイスなど様々な場所での留学生活の話が聞けてとても楽しかったです。

イタリアにピアノで留学している日本人学生は少ないので、コンクールの場でのこうした交流は嬉しいものですね。

主催者のひとりアントニオさん。期間中は送迎から会場セッティングまでご自身で働き通し!

主催者のひとりアントニオさん。期間中は送迎から会場セッティングまでご自身で働き通し!

そして、今回はまさかのご褒美がもうひとつ。

授賞式で賞状とカップをいただいて席に戻ろうとすると

「Mari待って待って!もうひとつプレゼントよ!」

と司会者の方から呼び止められ…

なんとコンクールの褒賞にはなかったリサイタルの機会を別にいただくことができました。

審査員の先生が気に入って下さったそうで、ローマ近郊のザガローロという街で秋のコンサートシーズンに出演してきます。

いまから楽しみです!夏の間に新しいレパートリーも作って入れていきたいな~

 

足取りも軽くローマへ帰ると……

私を待っていたのは相変わらずの灼熱地獄でした。

暑い暑い暑いと言いながら

もうひとつのコンクールへ向けて練習と、帰国準備に追われる1週間がはじまります。

 

Mari